学校日記

二学期が終わりました

公開日
2020/12/25
更新日
2020/12/25

校長室の窓 R2

 本日、二学期の終業式を放送で行いました。式辞として私が話したことを挙げておきます。

  例年以上に長かった二学期も、ようやく本日で終了です。一学期に行われる行事が二学期に持ち越されたことで、ずいぶん慌ただしい期間になってしまいました。先日実施した二年生の進路面接練習でも質問しましたが、皆さんにとって、何が最も印象に残っているでしょうか。ちょっと振り返ってみてください。
 さて、数日後には年が変わり、令和も三年目を迎えます。この一年を思い出すと、まさに激動の年と言えるでしょう。日本どころか世界中が一つの感染症によって、その姿を大きく変えられてしまいました。しかも未だ収束することなく、混乱は続いています。いつもの暮らしが、いつものように流れていく。そんな毎日がいかに貴重なものであったかを考えさせられる一年でもありました。しかし、大げさかもしれませんが、人類史上、人間が感染症に敗れたことはありません。たとえ時間がかかっても、必ず克服することができるはずです。それまで一人ひとりができることを、今は地道にこなしていくしかありません。本来ならイベントごとの多い年末年始ですが、今回はそういうわけにはいきません。
そこで一つ提案ですが、「一昔前の年末年始を体験する」というのはどうでしょう。私が幼い頃(もう50年も昔のことですが)、お正月は本当に静かで、今のようにお店も開いていませんでした。お年玉をもらっても使うところがなく、家でカルタなどをして遊んだり、お餅を焼いて食べたりして過ごしたものです。三が日が明けるころに、やっとおもちゃを買いに行けるような、そんなお正月でした。このような、昔ながらの過ごし方を試してみるのも面白いのではないでしょうか。意外にのんびりとしたいい時間になるかもしれませんよ。

 皆さん、厳しい状況の中、これまで本当によく頑張りました。皆さん一人一人の感染予防に関する努力や我慢は、褒められて当然だと思います。しかし、残念ながらまだまだ油断はできません。この冬休みは不要不急の外出を控えてください。年末は大掃除の手伝いをして清々しい正月を迎え、年始は静かな時を楽しんでください。ぜひ令和3年の目標を立てましょう。最後に、言うまでもないことですが、3年生は進路に向けて、精一杯学習に励みましょう。

 それでは、皆さん、良いお年をお迎えください。

 保護者の皆様、昨日までの期末懇談、お忙しい中有難うございました。皆様にとりましても、令和三年が素晴らしい年になりますよう祈っています。どうぞ良いお年を。