1学期終業式
長い休業からの1学期でした。明日から夏休みです。今年は今までとは違う夏休みになると思います。体調管理には気をつけて、2学期に元気に登校してくれることを願っています。
終業式の校長先生のお話です。(放送集会) 今、目の前のことをこつこつと 学校が再開して2か月、少しずつ学校生活に慣れてきたところですね。学校がこれまで経験したことがないほど長い休業になったため、みんなも不安になることがあったと思います。「今年は時間が無駄になってしまったな」「楽しみにしていた行事が中止になり、最悪だ」「この先、勉強は大丈夫なのかな」「将来はこの1年が影響するんじゃないだろうか」などなど でも、悩んでも過去は変わらないし、未来のことは誰にとってもわからないので、考え続ければ頭も体も疲れてしまいます。 あるサッカーチームの監督の話です。選手が試合中、いつものようにプレーができていませんでした。理由を聞くと、選手は「自分のミスで点をとられたことが気になり、集中できなかった」またある選手は「雨が降りそうなので、このままではフィールドの状態が悪くなって試合が思うようにできないのではないかと心配だった」とういうことです。 そこで監督が「過ぎてしまったことや、まだ起きていないことを心配してもしかたがない。それより、今自分ができることをしっかりやることが大切だ」と選手たちに話したそうです。その後、選手たちは試合に集中して力を発揮することができました。 学校生活も同じです。今は「あの時感染症が流行らなければ」「この先どうしたら」と考えてしまうかもしれません。 心配事はいろいろ出てくるかもしれませんが、今、目の前のことをこつこつとやっていくことが、きっと自分らしく生き生きと過ごすことができると思います。 夏休みは例年より短いなど、いつもと違うことも「今年はそうすることが必要なのだ」と受け入れて、夏休みにしようと思うことに集中し、夏休み明けの学校生活をまた元気に迎えて欲しいと願っています。 |
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