泉小学校児童のみなさんへ その2
こんにちは。
今日はどんなふうにすごしていますか。 とてもいいお天気なので、まどを開けて、外の空気を思いっきりすいこむのも気持ちいいですね。 きのう学校のホームページでしょうかいした金子みすゞさんの詩をもう一つしょうかいしたいと思います。 題名(だいめい)は「私と小鳥と鈴(すず)と」です 私と小鳥と鈴と 私が両手をひろげても、 お空はちっとも飛(と)べないが、 飛べる小鳥は私のように、 地面(じべた)を速(はや)くは走れない。 私がからだをゆすっても、 きれいな音は出ないけど、 あの鳴る鈴は私のように たくさんな唄(うた)は知らないよ。 鈴と、小鳥と、それから私、 みんなちがって、みんないい。 なんだかおもしろい詩ですね。 みんなも手を広げて飛んでみようとしたり、からだをゆすって「なるかな?」とやってみたくなったのではないでしょうか。 人間はできないことや知らないことがあっても、あたりまえだと思います。 できないことや知らないことがあるからこそ、学校で勉強したり運動したりするんだね。 そして、できないことや知らないことがあっても、みんなかならず、だれにも「いいところ」があるから「みんなちがって、みんないい。」のだと思います。 この詩の中で、校長先生が不思議(ふしぎ)に思っていることがあるので、みんなも考えてみてください。 さいしょの題名では「私」が1番めに、「小鳥」と「鈴」が2番め、3番めの順(じゅん)、に書かれています。ところが詩のさいごの文では、「鈴」と「小鳥」が1番め、2番めで、「それから私」というように、「私」は3番めの順で書かれています。 なぜ、「私」がさいごに書かれるようになったのでしょうか。 なにか「ひみつ」があるのかな。 また、わかったら今度会ったときに教えてね。 さいごに運動場の桜の写真をとったら、小鳥がちょこんと写(うつ)っていました。 どこに写っているか見つけてみてね。 では、また。 泉小学校 校長先生より |
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