みんないきいき集会2017 坂本義喜さんのお話を聞いて
12月7日(木)人権について全校みんなで考える「〜ひとりひとりたいせつないのち〜みんないきいき集会」を開催しました。今回のいきいき集会は、絵本「いのちをいただく〜みいちゃんがお肉になる日〜」の原作者の坂本義喜さんに遠く熊本から来ていただいて、ご自身の食肉センターでのお話をしてくださいました。
今回は中学校とも共催で、中学1・2年生も一緒に体育館でお話を聞きました。事前に小学1年生から中学生まで、「いのちをいただく」の絵本の読み聞かせをしてもらっていました。絵本は心にじ〜んとくる、素晴らしい絵本です。読んで、涙があふれそうになりました。 ただ、お話となると、小学1年生から中学2年生までの8学年が、同じ話を聞けるのか一抹の不安がありましたが、見事にその不安は杞憂に終わりました。坂本さんのお話のうまさもありますが、お話がまさに具体的で、小学1年生から大人まで十分にわかり、感じ取ることのできるお話でした。 食肉解体業の仕事にたずさわる中、一頭の牛、みーちゃんとの出会い。小さな女の子が、食肉センターに運ばれたトラックの中で「みーちゃんごめんね。」と牛を撫でる場面、その晩のお風呂で小学生の息子さんが、「お父さん、やっぱりおとうさんがしてやったほうがよかよ。心のなか(ない)人がしたら、牛が苦しむけん。おとうさんがしてやんなっせ。」という場面。みーちゃんに坂本さんが、語り掛ける場面は、命の重さ、働くことの尊さが心に深く刻み込まれます。 DVDで食肉センターの様子も見せてもらいました。 当たり前に食べているお肉ですが、坂本さんのように牛を割るお仕事があるからこそ食べることができること。生き物の命をいただいて、私たちの命が支えられているのだと改めて感じるお話でした。子どもたちは命の大切さや働くことの意味をそれぞれの年齢で感じとってくれたことと思います。 絵本「いのちをいただく」は是非ご家庭でも一緒に読んでいただきたい一冊です。 |
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