平和集会のまとめ その2
(校長の話の続きです)
4年生は、谷川俊太郎さんの詩を朗読しました。『ちょうちょとちょうちょは、戦争しない。こどもとこどもは、戦争しない。戦争するのは大人と大人…』そして、大人なのに戦争で子どもや自然を奪うなんて、そんな戦争はやめてほしいと訴えました。争いのない世界にするために、自分たちにできることは、困ってる人を助ける。相手のことを考える。暴力ではなく話し合いで解決するということだと、発表しました。 5年生は、こんなことを訴えました。平和な世界にするために…『世界の国をなくして一つの地球という国を作ればいい』『大統領や総理大臣は、平和を願う子どもたちから選べばいい』『子どもたちで、平和についての国際会議を開けばいい』…などもっとあります。今でも世界中に戦争があり、核兵器もあります。なくしていくんは簡単ではないけど、あきらめずに平和への一歩を踏み出したいと決意を表明しました。 6年生は、歴史学習や修学旅行で学んだことをベースに発表しました。なぜ、戦争が起きるのか。その時の社会情勢はどうだったのか。戦争中の人々の暮らしや学校で行われていたこと。沖縄戦のこと。東京や大阪への空襲のこと。広島、長崎の原爆のこと。特攻隊として死んでいった若い人のこと。これらは過去のことではありません。今なお、世界の現状を見ると戦争や核兵器がなくなっていない。解決のための第一歩は、身近なケンカをなくすことからと、話してくれました。 どの学年もしっかり学んでいますね。そして、自分たちに今、できることを考えているのが素晴らしいです。 校長先生から、改めて聞きます。あなたの心の中に平和はありますか? 戦争中ではなくても、いじめやけんか等、子どもが生きづらいと思うことが心の中にあるのは、平和とは言えないのではありませんか。どの学年も、身近ないじめやケンカをなくして、友だちと仲よくしたいと言ってくれました。すばらしいです。 実行してください。そうでないと一歩踏み出したことになりませんね。 友だちがいやがるとわかっていて、悪口を言ったり暴力をふるったりするのは、相手の心の平和を乱しています。わからないと思って、スマホ、SNSに悪口を書き込むのは、相手の心の平和を乱していますね。友だちを仲間外れにするのは、相手の心の平和を乱していますね。 もし、まだいじめをしている人がいるのなら、友だちの心の平和を乱すことをしているのなら、今すぐやめなさい。 一歩踏み出しましょう。 だれの心の平和の砦も、何者にも脅かされないのですから・・・。 |
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