5,6年生 情報モラル学習教室兵庫県の大学で情報モラルについて研究している学生さん3名が講師となって教えてくださいました。 一つめは無料通話アプリの危険性です。 「このぬいぐるみかわいくない」と書き込んで、最後に「?」をつけなかったので反対の意味にとられてしまった例をあげられました。また、相手が見た記録があるのに、何の返事もないことに腹を立てて仲間外れにする例など、便利な道具が逆に人のつながりを引き裂く道具になる恐ろしさを感じました。 「何で返事をしてくれなかったんだろう」と相手の立場に立って想像することなど、思いやりの気持ちが大切だと思いました。 二つめはゲームの危険性です。 ゲームの面白さから、途中でアイテム購入など課金されても、安いからいいやと「購入する」を押してしまい、金額が積もり積もって何10万円にもなってしまった例があります。この課金によるトラブルは年々増え続けていて、金額も10〜50万円のトラブルが最も多いということです。 三つめは掲示板などに友だちの写真をアップすることの危険性です。コンビニでアルバイトしている人がふざけて冷蔵庫に入りこんでいるところの写真をネット上にアップしたところ、すぐにその人の名前や勤務先、学校名、住所などが調べられ、ついにはお店が閉店に追い込まれ、3000万円の損害賠償請求をされました。その後もその記録はついて回り、就職の内定取り消しなど、生涯苦しむことになる恐ろしい例でした。 子どもたちにとっては少し難しく感じるところはありましたが、本当のことを教えてもらう大事な機会になりました。 最後に子どもたちに、携帯やスマホ使うルールをお家の人とちゃんと決めている人を聞いたところ、学年で10人までの人数でした。携帯やスマホを所持している人の人数はもちろんとても多い人数です。 子どもたちの健やかな成長のためにも、情報モラルについて、私たち大人こそ真剣に考えなければと思いました。 |
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