今日は、聴覚障害をお持ちの川合さんと手話通訳の方にお越しいただき、4年生の3クラスで授業をしていただきました。川合さんの自己紹介の後、ゲームをしました。まずは、子どもたちが「サッカー」「野球」「勉強」等の言葉を、ジェスチャーで川合さんに伝えようとするものです。子どもたちは、積極的に手を上げて、言葉を動作で表します。ほとんどの言葉は、川合さんにわかってもらえました。次に、川合さんからみんなへの問題です。手話の動作が、何を表しているのかを当てるのです。「おはよう」「こんにちは」の手話は、なぜその動作なのか、意味も教えていただきました。子どもたちらしい、おもしろい発想の答えも出ていました。
最後に、川合さんへの質問コーナーの時間をとりました。まず、子どもにとって「生まれた時から、耳が聞こえない」ということが、想像しにくいようでしたが、質問はたくさん出ました。「言葉はどうやって覚えたんですか?」の質問には、テレビなら「てれび」と書いた紙をテレビに貼り付けて、見て覚えました。」とおっしゃってました。「もし、これから耳が聞こえるようになったら、何が聞きたいですか?」の質問には「飼っているねこの鳴声が聞きたいです。」とおっしゃってました。また「聞こえなくていいことはなんですか?」の質問には「工事現場のうるさい音を聞かなくてすみます。」とのことでした。まだまだ、質問したいようでしたが、45分があっという間にたち、授業は終わりました。良い出会いとなりました。写真は、2時間目の4年1組の様子です。