2年生の学級活動の授業を観察しました。「みんながすごしやすい教室にしよう」をめあてにした話し合い活動の授業でした。今回が3回目だそうです。今までに話し合ったことで、教室の後ろのロッカーや水筒、靴箱が見違えるように整理整頓されるようになりました。今回は、トイレのスリッパの写真から何が問題なのか、そして、問題を解決するためにはどうしたらよいかを話し合いました。子どもたちは、「次の人が気持ちよく使うためには、そろえた方がよい。」や「揃えないと、次の人もそろえなくなる。これでいいんやと思ってしまう」と言っていました。次に、図書室で本の返却場面の写真を見て、何が問題なのかを考えました。写真だけでは分かりにくいので、先生が子どもたちに手伝ってもらって、返却場面を再現してみました。子どもたちは「走っている」や「自分のことしか考えていない」、「早い者勝ちになっている」など、問題点を見つけていました。そして、問題を解決するためにどうしたらよいかを考えました。「たまに譲る」や「日直が先」など、子どもらしい解決方法が出ていました。教室でよく「〇号車さん、取りに行きましょう」といっている場面を思い出して、「何列目が先、と図書の先生に言ってもらう。」という意見が出て、それが採用されました。最後に、靴がきれいにそろっている2年3組の靴箱の写真を先生に見せてもらって、「きれー」と喜びの声をあげていました。そして、みんなで考えた「よいこと」を続けていくと、気持ちがよいことを体感した子どもたちでした。