生徒会が「被災地にヒマワリを!」と取り組んでいるスマイルプロジェクト。
いよいよヒマワリの種の収穫期となりました。
さて、どれくらいの種を届けることができるでしょうか。
(写真はこれからの作業を待つヒマワリの花です。)
先日、ニュース番組で紹介されたある中学校の卒業式での答辞。震災10日後に挙行された気仙沼市立階上(はしかみ)中学校・梶原裕太さんの答辞です。
今年度の文部科学白書にも掲載されることになりました。
その一部を紹介します。
『時計の針は、十四時四十六分を指したままです。
でも、時は確実に流れています。
生かされた者として、顔を上げ、常に思いやりの心を持ち、
強く、正しく、たくましく生きていかなければなりません。
命の重さを知るには、大きすぎる代償でした。
しかし、苦境にあっても、天を恨まず、運命に耐え、
助け合って生きていく事が、これからの、わたくしたちの使命です。
わたくしたちは今、
それぞれの新しい人生の一歩を踏み出します。
どこにいても、何をしていようとも、
この地で、仲間と共有した時を忘れず、宝物として生きていきます。
後輩の皆さん、
階上中学校で過ごす「あたりまえ」に思える日々や友達が、
いかに貴重なものかを考え、いとおしんで過ごして下さい。』
「天を恨まず」…。
一人の中学生がこの言葉に辿り着くまでの葛藤を考えると重い、重い言葉です。