学校教育目標「たくましく大きく生きる」

25年

 阪神大震災から25年が経ちました。当然子どもたちは知らないし、保護者の皆さんも記憶が薄れているかもしれません。私はその時の、突き上げるような縦揺れと長く続いた横揺れが忘れられず、今でも小さな揺れでドキッとしてしまいます。家族の安全を確認し、登校した時の職員室の惨状や、体育館周辺の亀裂も鮮明に覚えています。家屋に被害を受けた生徒も多数いました。
 近年、日本はいくつもの災害に見舞われてきました。温暖化につれて、その傾向はさらに増えているそうです。震災で亡くなった方に哀悼の意を表すると共に、今一度防災について考える日にしたいと思います。

「本物」を目にして

 先日、フィギュアスケートの浅田真央さんのアイスショーに行く機会がありました。本校から近いラクタブドームが会場で、超満員の観客の見守る中、素晴らしい演技を観ることができました。強く印象に残ったのは、数千人(もっと多かったかもしれません)の観客の息遣いが聞こえるほどの静寂をもたらす、圧倒的な「本物」のオーラを感じることができたこと。そして終演後、満足気に帰路につく人々の笑顔です。このツアーは浅田さんが、これまで応援してもらった感謝の気持ちを伝えるために企画したもので、地方の小さなリンクまでもコツコツと回っているのだそうです。そんな思いも込めた演技だからこそ誰もが感動したのでしょう。
 生徒集会で、その話をしながら、進路について触れました。「皆さんはいずれ仕事をすることになります。しかし誰もが華々しい舞台で活躍する訳ではありません。世の中になくてはならないものの、地味で目立たない職で頑張ることの方が多いでしょう。しかし、どのような職種であれ、心を込めて一生懸命働くところには、きっと感動を与えるものがあるはずです。浅田さんのように、選んだ職業が本当に好きで、一途に頑張り続けることができる、そんな進路を見つけることができればいいですね。」

始業式にて

 二学期の終業式で、新たな年の目標を持とうと呼びかけました。三学期の始業式でそのことに触れ、「みんなに目標を持とうと薦めながら自分は考えていませんとは言えない。私は今年一年の間に50冊以上の本を読みたいと思います。」と宣言しました。その時に「今読んでいる本ですが」と紹介したのが『蜜蜂と遠雷』という恩田陸氏の作品でした。早速読み終えたのでご報告します。
直木賞、本屋大賞W受賞の長編大作。世界的ピアノコンクールに参加する、若きピアニストたちの姿をみずみずしく描いています。爽やかな青春群像劇であると共に、音楽やピアノコンクールなどに詳しくない者にも、その醍醐味の一端が味わえ、読み始めてすぐ、物語の世界に引き込まれました。ピアノ演奏を文章でイメージさせることに成功した稀有なものになっていて、いわば「音」を「文字」に置き換えるという驚きの手法が功を奏しています。すぐれた小説は、随所に映像を想像させるものですが、まさにそういった出来栄えの一冊です。映画化もされていて、一時、職員室でも話題になっていたそうです。興味のある人はぜひ読んでみてください。

新年のご挨拶

 保護者の皆様、あけましておめでとうございます
 昨年は、諸福中学校の運営に御協力いただきまして、誠にありがとうございました。本年も子どもたちの成長のために、職員一丸となって取り組む所存でございます。何卒ご支援の程、宜しくお願い申し上げます。
 皆様方におかれましても、この一年が実り多きものになりますことを祈念いたしまして、年頭のご挨拶とさせていただきます。
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学校行事
1/19 生徒集会 3年補充学習
1/20 自由参観デー
3年補充学習
1/21 生徒集会 3年補充学習
3年学年末テスト
1/22 3年学年末テスト 職業体験
3年学年末テスト 私学出願 支援学校出願(〜29)
1/23 3年学年末テスト 職業体験 私学出願事前指導
1/24 3年学年末テスト 職業体験 私学出願
グラウンド貸出