「本物」を目にして
先日、フィギュアスケートの浅田真央さんのアイスショーに行く機会がありました。本校から近いラクタブドームが会場で、超満員の観客の見守る中、素晴らしい演技を観ることができました。強く印象に残ったのは、数千人(もっと多かったかもしれません)の観客の息遣いが聞こえるほどの静寂をもたらす、圧倒的な「本物」のオーラを感じることができたこと。そして終演後、満足気に帰路につく人々の笑顔です。このツアーは浅田さんが、これまで応援してもらった感謝の気持ちを伝えるために企画したもので、地方の小さなリンクまでもコツコツと回っているのだそうです。そんな思いも込めた演技だからこそ誰もが感動したのでしょう。
生徒集会で、その話をしながら、進路について触れました。「皆さんはいずれ仕事をすることになります。しかし誰もが華々しい舞台で活躍する訳ではありません。世の中になくてはならないものの、地味で目立たない職で頑張ることの方が多いでしょう。しかし、どのような職種であれ、心を込めて一生懸命働くところには、きっと感動を与えるものがあるはずです。浅田さんのように、選んだ職業が本当に好きで、一途に頑張り続けることができる、そんな進路を見つけることができればいいですね。」 |
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