今日の給食
今日、デザートとして出てきたのは「わらびもち」。
柔らかくて、冷たくて、おいしいですよね。 元々はわらび餅も、わらびの地下茎から得られるデンプンを原料としているため、その名前が付けられました。平安時代の醍醐天皇の好物だったとの説もあるように、歴史はかなり古いようです。 しかし、わらび粉は、わらびの地下茎を掘り起こし、叩いてほぐして、冷水で洗って取り出したデンプンを乾燥させて作るため、非常に手間がかかります。その上、1kgのわらびから取れる粉はわずか7〜8g。おまけに地下茎を掘り起こして冷水で何度も洗う作業は冬に行う必要があり、完成までに半月近くもかかってしまいます。こうして手間暇をかけて作られた純度100%のわらび粉は、100gで1,500円以上するものがほとんどです。 私たちがふだん食べているわらび餅のほとんどは、サツマイモやタピオカから取れたデンプン、あるいはくず粉が原料です。残念ながら、わらび餅とは名ばかりで、わらび粉は使われていません。 本物ではなくても、おいしいですけどね。 今日の給食
花見団子として、三色団子がついていました。
こういうのがうれしいですね。 美味しくいただきました。 今日の給食
"ハンバーグ"は正式には"ハンバーグステーキ"と言いますが、この名前の由来はドイツのハンブルグっていう都市の名前です。イギリスに伝わった時にドイツのハンブルグから来たということで、"ハンブルグ風ステーキ"から"ハンバーグステーキ"と呼ばれたようです。
しかし、料理としてのハンバーグはドイツ生まれではありません。 ハンバーグはイギリスへ伝わる前は"タルタルステーキ"と呼ばれていました。"タルタル"という言葉は、元々"タタール人の"という意味の言葉です。つまり、ハンバーグを生み出したのは、タタール人です。 タタール人は、北アジアのモンゴル高原とシベリアとカザフステップから東ヨーロッパのリトアニアにかけての幅広い地域にかけて活動した民族です。 これをヨーロッパ人が真似て"タルタルステーキ"と呼ぶようになったのです。なんと、ハンバーグはアジアで生まれた料理なのです。 ちなみに、日本でも縄文時代にハンバーグらしきものを食べていたという調査報告があります。 長野県大町市の大崎遺跡から通称「縄文クッキー」というのが出土してるんですが、これは鹿やイノシシの肉を潰して、穀類や卵を混ぜ合わせて、焼き上げたもののようです。 これはもう完全にハンバーグですね。 今日の給食
教室の昼食風景です。
まだ前を向いて食べています。 今日の給食
今学期初めての給食です。
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