今日の給食
今日のおかずはジャーマンポテト。ジャガイモを主要な食材として作られる料理の1つです。
ところで、じゃがいもは南米のアンデス高原が故郷だと言われています。「とうもろこし」とともに、アンデス高原のインカ文明を支えてきたのです。 インカ帝国に終わりをもたらしたスペイン人がヨーロッパへとじゃがいもを持ち帰りましたが、当初は、花の観賞用としてフランス宮殿で栽培されていました。じゃがいもを食用として広めたのはフリードリッヒ大王というドイツの人物です。大王自らが民衆の前で食べて見せたそうです。 じゃがいもは日本に入ってきたのは、400年以上前。ジャカルタを活動の足場としていたオランダ人が、長崎の出島に持ち込んだのが始まりとされています。名前の由来にジャカルタが関係しているのもうなずけますね。 今日の給食
今日のおかずに「ミニミニがんも」がありました。
がんもどき(雁擬き)は、豆腐の加工品のひとつ。略して「がんも」といいます。 水気をしぼった豆腐に、すったヤマイモ、ニンジン、ゴボウ、シイタケ、コンブ、ギンナンなどを混ぜ合わせて丸く成型し、油で揚げたものです。 がんもどきの主成分は、タンパク質と脂質で、大豆由来の成分です。 ほかにも、抗酸化作用によって活性酸素を除去し、脂肪の酸化を防ぐ大豆サポニンや、更年期障害を改善する大豆イソフラボン、鉄やカルシウムなど、大豆のもつ栄養素が多く含まれています。 同じ大豆の加工品である豆腐よりも豊富な栄養素なのだそうです。。 もともとは精進料理で肉の代用品として作られ、雁(がん)の肉に味を似せたとされることから「がんもどき」だといういわれています。 関西では飛竜頭(ひりゅうず、ひりうず、ひろうす)と呼ばれます。ヒロウスとはポルトガル語のフィリョース(filhos、小麦粉と卵を混ぜ合わせて油で揚げたお菓子)が語源です。 給食の風景
黙食を続けています。
今日の給食
ビーフシチューをおいしくいただきました。
ビーフシチューは明治時代の初期には日本に伝わったと言われていますが、現在のビーフシチューは日本人が好むようにアレンジされたものなので、日本独自の食べ物と言えます。 ところで、ビーフシチューとハヤシライスの違いわかりますか? ごはんにかける、かけないのちがいでしょうか? 一番大きな違いは材料で、ビーフシチューは角切り肉と香味野菜各種。ハヤシライス(ハッシュドビーフ)は薄切り肉とタマネギ。そして、ビーフシチューは「煮込み料理」。ハヤシライス(ハッシュドビーフ)は具材を炒めて絡めた料理で、さほど煮込まないのだそうです。 違うものですね。 今日の給食
今日はハンバーガー!
すぐに食べ終わってしまいました。 子どもたちはどうだったかな。 今日の給食
残暑で消耗した体力を回復させるサンマ、「泳ぐ栄養素」言ってもいいぐらい内容が豊富で、ビタミンAで風邪予防、ドコサヘキサエン酸(DHA)で脳の老化防止に役立ちます。
日本以外にもさんまを食べる文化があります。 韓国においてさんまは「コンチ」と呼ばれ、辛味を加えた煮物にしたり、鍋に入れたりして食べられていますが、海に面した浦項(ポハン)市には、秋に獲れたさんまを潮風にさらして干した「クァメギ」と呼ばれる名産品があるそうです。いわゆる一般的な魚の干物よりも脂のノリがよく、身を割いてチョコチュジャンやにんにくスライスなどを乗せ、海苔やエゴマの葉などで包んで食べるそうです。 おいしそうですね。 今日の給食
おかずに「さつまいも」が登場。
「さつまいも」は、18世紀前半蘭学者である青木昆陽が荒地でも栽培できる作物として全国に普及させたことは有名です。さつまいもは、江戸時代からの大飢饉や戦中・戦後の食糧不足から多くの国民の命を救ったそうです。 ところで、「さつまいも」はどの植物の仲間か知っていますか? 「さつまいも」の花はある植物にそっくりです。 小学校で低学年が毎年栽培するあの植物ですよ。 そうです。〇〇〇〇ですよね。 今日の給食
今日は巨峰(きょほう)の果汁が入ったゼリーをいただきました。
ところで、巨峰は日本原産だということを知っていますか? 大井上理農学研究所の大井上康が、「石原早生」と「センテニアル」を交配させ作出した品種です。開発当初は「石原センテニアル」という名前でしたが、商品名の「巨峰」が広く知られるようになり、「巨峰」と呼ばれるようになりました。名前の由来は研究所から見える富士山の雄大な景観にちなんだそうです。 今日の給食
炒り鳥煮の中に使われていたのは「三度豆(さんどまめ)」。年に3度収穫できる豆のことを指すが、地方によって示す種が異なります。
17世紀に日本に伝わった「インゲンマメ」。明からの帰化僧・隠元(いんげん)が日本に持ち込んだとされることからこの名がついたと言われています。実際にはフジマメを持ち帰ったという説もあり、このためかどうか不明だが、関西ではフジマメをインゲンマメと呼び、インゲンマメはフジマメ、サヤインゲンは「三度豆」と呼びます。 また、九州や四国、中国地方などではインゲン豆のことを「三度豆」、東日本ではさやえんどうのことを「三度豆」と指すのが一般的のようです。 今日の給食
配膳の様子です。
今日の給食
今日のメイン料理は「タコライス」。
タコライス(英語:Taco Rice)は、タコスの具材を米飯の上に乗せた沖縄県の料理で、トマトベースのサルサをかけて食べます。1984年に沖縄県金武町で誕生したそうです。 ところで、「サルサ」とはスペイン語で「ソース」という意味です。最近、「サルサソース」という言い方を耳にしますが、私はとても違和感があります。「ソースソース」ってどういうこと?タコライスは英語。タコスはメキシコ料理だから、スペイン語。言語に統一性のない呼び名(日本でできた造語)は、意味をよく調べてみると、違和感満載の世界なのでしょうね。 今日の給食
佃煮が添えられていました。
ご飯のおともとしては、最高ですね。 佃煮で忘れられないのは、イナゴの佃煮です。 チリ共和国で暮らしているときに初めて食べました。 神奈川県から来ていた人に勧められて食べたのですが、意外に美味しかったことを覚えています。それからリピーターになりました。 今日の給食
今日のおやつに「お月見みたらし団子」がついていました。
明日土曜日は、十五夜お月さま、中秋の名月の日。 満月が昇る高さは夏に低く、冬に高くなる。春と秋は満月が低すぎず高すぎず、ちょうどいい場所にあり観測しやすいが、春は空気がかすんでいるため、くっきりとは見えない。秋は満月がのぼる高さがちょうど良く、空気も澄んでいて月をくっきりと見ることができるため、月見にぴったりの時期なのだそう。 もともと旧暦では1年を3か月毎に分けて、1月〜3月を春、4月〜6月を夏、7月〜9月を秋、10月〜12月を冬としており、秋の真ん中にあたる8月15日を中秋とし、その日に見える月を中秋の名月としました。今の暦で考えると約1か月後の9月中旬となるわけです。 残念ながら、月の満ち欠け(14日〜15日周期)と旧暦15日とはうまく合わないので、ほとんどの場合、中秋の名月と満月とが同日となることはありません。 今年は明日9月10日がその日となります。めずらしく満月と同日のため、真ん丸なお月さまが楽しめそうなので、お月さまを見上げてみてはいかがですか。 今日の給食
人参しりしりは沖縄県の郷土料理の一つですが、油で炒めて作ると人参のβ-カロテン吸収率も高まるため、栄養もたっぷりです。
「しりしり」とは、「すりおろす動作」、すりおろす時の音の「すりすり」を表す沖縄県の方言で、専用の“しりしり器”という大きなおろし金のような道具を使ってつくります。しりしり器は私の家にもあります。 今日の給食
子どもたちの黙食の様子です。
今日の給食
塩昆布は、昆布を塩が表面にでるまで醤油で煮しめたもので,出汁をとったあとの昆布を利用してもつくることができます。
塩昆布は、機能性のある栄養としてカロテノイドの一種のβ-カロテンを多く含みますので強力な抗酸化作用を期待できます。また、水溶性の食物繊維のアルギン酸を含みますので高血圧や動脈硬化などの予防にも役立ちます。さらに、フコイダンを含みますので免疫力を高めたり、抗アレルギー、抗ガン作用などの働きがあります。 もちろん、塩分が多く含まれますので、食べすぎは禁物ですが、健康を維持するためにとても有効な食べ物であることは間違いないですね。何よりごはんのおともとしては最適だと私は思います。 今日の給食
エノキタケから得られた抽出物(キノコキトサン)を用いた実験では、体重、BMI、体脂肪率、内臓脂肪率低下が見られたという結果が複数報告されています。
また、長野県による疫学調査では、エノキタケ生産農家のガン発生率は有意に低いことも報告されています。 エノキタケのパワーってすごいものですね。 積極的に食べようと思います。 今日の給食
ナポリタンと言えば、茹でたパスタを冷ましてから湯通しし、柔らかくする一手間を加え親しみやすい庶民の味です。
ナポリタン発祥の地は日本で、通説では横浜の老舗「ホテルニューグランド」が終戦後に提供したのが最初だとされています。当時、このホテルもアメリカ進駐軍に接収されており、進駐軍は持ち込んだパスタを茹でてケチャップを混ぜただけの簡素なものを食べていたのですが、これを見かねたホテルの総料理長が、炒めたハムとマッシュルームを茹でたパスタに加え、トマトペースト、玉ねぎ、にんにくなどを使ったトマトソースで和えた料理を完成させたそうです。これが「ナポリタン」の発祥。当時はトマトソース自体を「ナポリ風」と呼んでいたのがその名の由来であるとされています。 ところでホテルニューグランドで誕生した元祖・ナポリタンには、ケチャップが一切使われていません。当時トマトは高級品でした。 そこで、同ホテルの初代料理長の弟子の一人が、同じ横浜で庶民を対象とした洋食店「センターグリル」を開業する際に、トマトではなく安価なケチャップを使用した「新ナポリタン」を考案しました。具材はホテルニューグランド同様ロースハム、ピーマン、玉ねぎ、マッシュルームで、さらに緑色のピーマンを入れることで見た目に彩りを加えました。こうして、おなじみのケチャップナポリタンが誕生したというわけです。 センターグリルの「ナポリタン」食べてみたいものです。 今日の給食
容器の色が変わり、明るくなりました。
今日の給食
ささみをいただきました。
「ささみ」って鶏のどの部分の部位か知っていますか? 「ささみ」とは、むね肉に近接した部位であり、鶏の胸骨に沿って左右1本ずつ存在する小胸筋の肉です。牛肉でいうところの「ヒレ」にあたります。 ところで、「ささみ」は脂肪がほとんど含まれておらず、タンパク質が豊富であるため、筋肉をつくるためにはとても有効な食べ物です。 タンパク質を1日に摂取できる限界量は「体重×2.0g」。体重60kgの人は「60×2.0g=120g」となります。「ささみ」1g中のタンパク質は約0.23g。なので、60kgの人は、ささみ約521.7g(ささみ1本43gとして12本)で、1日分の限界になりますね。もちろん、ささみだけを12本食べることはめったにないのですが。 また、これ以上食べると腎臓に負担がかかってしまうので、食べすぎには注意しないといけません。 |
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