今日の給食
「おひたし」をおいしくいただきました。
「おひたし」とは、調理法の1種で、食材を出汁に浸す過程より派生した調理名です。単に茹でた食材に醤油(麺つゆ)をかけたものも、おひたしと呼ばれます。 古くは浸物と表記され、奈良時代の文書からもこの調理法があったことが推定されているそうですが、戦国時代(1517年)の記録には「ヒタシ物」という語句が出現しました。江戸時代には煎り酒や酢で味付けする物や原料にアワビやいりこ、くらげなどの海産物を用いたものも存在しましたが、明治以後には野菜を醤油で味付けする形式が主流となったようです。 ナスなど茹でずに油で揚げて熱湯をかけて油抜きしたものを調味した出し汁に浸したものも、おひたしの一種で、この場合はとくに「揚げ浸し」といいますが、私の大好物です。 今日の給食
「ブルーシーフード」って知っていますか?
天然の資源量が比較的豊富な海産物を指します。現時点では豊富にいる魚介類というわけで、毎年、漁獲量などの調査から制定されています。ブリやカンパチ、マダイは養殖ができるので、ブルーシーフードに選ばれており、現在日本でブルーシーフードに選ばれているのは、およそ50種類です。 この「ブルーシーフード」を先に消費すれば、海洋資源と環境の保全につながります。実際にその趣旨のプロジェクトが進められており、絶滅に向かっているシーフードの回復が見られているものもあります。まさにSDGs、14番目の「海の豊かさを守ろう」ですね。 ところで、今日食べた鯖は「ブルーシーフード」でしょうか? ブルーシーフードかどうかは、以下の「SAILORS FOR THE SEA」日本支局の「ブルーシーフードガイド」HPで確認できます。調べてみてください。 https://sailorsforthesea.jp/blueseafood 今日の給食
「おおさかしろな」の煮びたしをいただきました。
「おおさかしろな」は、別名で「天満菜(てんまな)」とも呼ばれる大阪の代表的な菜類で、アクやクセが少なく、あっさりした食味が特徴で、サクサクと歯ざわりが良いたべものです。 天満菜には、早生(わせ)、中生(なかて)、晩生(おくて)と三系統あり、現在では1年中栽培が可能となっています。 早生種は、葉色が淡緑、葉柄と葉脈は鮮明な白で、葉柄は平茎で葉脈の粗い丸葉を持ちます。 中生種には黄葉系と黒葉系があり、葉は倒卵系で葉脈は鮮明な白色で平軸です。 晩生種は、耐寒性が強く、質は中程度で、栽培のしやすさに優れており、特に短期栽培に適している。 早生や晩生などいろんな系統のしろなを年中、上手に使い分けることで大阪では常に新鮮な葉物野菜を摂取してきたというわけです。 今日の給食
温州(ウンシュウ)ミカンをいただきました。
現代において「みかん」は、通常ウンシュウミカンを指します。 和名ウンシュウミカンの名称は、三国志演義中で蜜柑の産地とされる中国浙江省の温州市から取られ、江戸時代の後半に名付けられました。 温州から入った種子を日本で蒔いてできた品種であるとの俗説からそう名付けられました。 ただ、2010年代に行われた遺伝研究により、母系種は小ミカン、父系種はクネンボと明らかになりました。 子どもたちの給食風景
学校全体で、まだ黙食をがんばって続けています。
今日の給食
はちみつレモンゼリーに注目しました。
レモンには、ビタミンCやクエン酸が含まれていますので、抗酸化力を高められ、疲労回復の効果があります。また、はちみつは保湿効果で喉をうるおしてくれます。 乾燥する今の季節の風邪予防にぴったりの食材ですね。 今日の給食
今日はチャプチェが出ました。
私の好物のひとつです。 春雨を用いた料理なので、その長さから長生きの象徴とされていますし、色とりどりの野菜やお肉を炒めるので縁起が良い食べ物とされています。 また、春雨(韓国の春雨はさつまいもを原料にしている)のほか、ピーマン、にんじん、赤パプリカなど彩り豊かな野菜やきのこ、牛肉の細切りなど、さまざまな具材を使った甘辛い味付けの炒め物です。 漢字では「雑菜(チャプチェ)」と書き、「雑(チャプ)」は混ぜ合わせる、「菜(チェ)」はおかずという意味だそうです。 知っていましたか? |
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