2年生 理科「君は電流の正体を見たか?えっ、本当は電流なんか実在しないの?!蛍光灯・雷のしくみ」
今年度最後の実験は「放電」。久々の理科室、暗室にして、ピカチュウと同じ10万ボルトの電圧を出せる器具を使って雷(放電)を再現する。その迫力に「うぉ〜!」と歓声が起こる。真空放電管にこの電圧をかけるとネオンサインのように光り輝く(画像1枚目)。この近くに蛍光灯を近づけると、線をつながなくても蛍光灯がぼんやり光る。おおっ!
真空放電管から出た電子線は、電圧をかけたり、磁界を変化させると曲げることができる(画像2枚目)。「電流の正体は陰極(−)から出ている。へぇ〜」。電流の正体はーの電気を持った電子の流れ。水溶液中の電流の正体はまた別。それは3年で学ぶ(イオンの移動)。電流って、本当は実在しない。でも、電気の現象を水に例えた電流は、イメージしやすい。電子もイオンもどうせ見えないから、見える化しやすい想像上の電流で説明した方が楽!ふだん電気を使うとき、これで困らない。今さら変えられないから、電流はそのまま行っちゃえ!賢い人なら、電流と電子・イオンを使い分けられるだろ〜!いいかげん?いや、良い加減!だから、科学は面白い! |
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