暴風の中、思うようにバレーをさせてもらえず全国の厳しさを知った全国大会となりました。私達の目標は日本一でした。夢がガラスのように音を立てて砕けていくようでした。悔しくて、悔しくて、次のことを考えないととわかっていても、悔しくて・・・。その晩のミーティングで私も含めて、全員で泣きました。たくさん教えて頂いた二人の紳士のこと、大阪で応援して送り出してくださったは住道のあったかい先生や生徒、自分達の為にいつもそばに居てくれている家族。そんな人のことを思うと、涙が止まりませんでした。顧問の私も直向きにがんばる住中生を勝たしてやれなかった悔しさが強く出ました。
しかし、「これも必ず何かのメッセージなんだろうね。足りないことを必ず教えてくれた敗戦だね。ここからまた住道らしく、爽やかに明日もバレーをしよう！」と話しました。
そして次の日、彼女達はコートに落ちているゴミ拾いから始めました。これこそ住道のバレーです。